2009年11月2日月曜日

ベスト・ショット・イン上海2009








まるでお洒落なバーのよう。
外灘観光トンネルでの一枚。

2009年10月30日金曜日

CD「Sleepwalking Through The Mekong / Dengue Fever」(Soundtrack)

誓ってもいい。これは日本では絶対に売れない。でも、とてつもなく格好良い。

そもそもメンバー全員がアメリカ人にもかかわらず、クメール語で歌えるカンボジア人ヴォーカルを加入させる、という時点でどうかしている。

民族楽器のサウンドを取り入れたサイケデリック・ロックのようなバックに、アジア歌謡的コブシの効いた歌唱とメロディーが乗ってくる。バンド名そのままの強力な伝染性。たまに挿入されているインスト曲も素晴らしい。昨年発表のアルバムがiTunes Storeでbest world music recordに選ばれたりとか、P.ゲイブリエルが絶賛するのも納得の完成度。

日本のラジオとかではかけにくいことこの上なさそうな一枚、と言えるかも。

2009年10月20日火曜日

CD「Backlash / Bad English」

今更ながら買い直してみた18年前にリリースのアルバム。僕にとって夏の一枚と言えばこれ。他にそんなこと言ってる人は聞いたことないけど。

理由は超個人的。学生時代の夏休み、僕は毎年、水泳指導のアルバイトのために帰省していた。その時に車の中のカセットで聴きまくっていたアルバムだから。思えば、そのときで既にリリースからは何年か経っていたことになる。めちゃくちゃアメリカンなアルバムだけど、それが車社会の愛知という土地にも凄く合っていたし、関西に比べて大陸的な暑さもあって、とにかくドライブ中はリピートしまくっていた。一緒にバイトしていた連れが、横で彼女に電話している時にはアホみたいにボリュームを上げたりしながら。

全然売れなかったアルバムのはずだけど、今あらためて聴いてみても完成度は高い、と思う。ただ、シングルとしてよりも、流れの中で聴きたいアルバムと言えるかもしれない。というのも、例えば#2のStraight To Your Heartという曲。好きな曲だけど、これだけをかけてもどうもイマイチ盛り上がらない。あくまで、前にSo This Is Edenがあって活きる曲ではないかと思う。

それと、やっぱりNeil Schonは良い。因みに、ヴォーカルとの相性で言えば、僕はSteve Perryよりも、John Waiteの方が良いように思うのだが、どうだろう。

2009年10月11日日曜日

2009年10月7日水曜日

KWMF2009

2度目のかわちながの世界民族音楽祭。

毎回そのセレクションと言うか、ラインナップには脱帽してしまうけど、今回も凄い。

クラブジャズ系のNew Cool Collectiveに、親指ピアノのサカキマンゴー、関西サルサのBanda Libreに、大阪の誇る世界ののこぎり奏者サキタハヂメ。そんな中で今回僕が観たのは、NCCとサキタハヂメの2組。

まずはサキタハヂメ。どうもキワモノ的見方をされてしまう気がするサキタ氏だけど、彼のソングライティング能力はなかなか素晴らしい。確かにオーディエンスを飽きさせないためには、オリジナル以外の曲も演らなくてはいけないのだろうけど、全てオリジナルで構成して欲しいと思ってしまう。また、実際にのこぎりに触れてみないと、彼の演奏技術がいかに凄まじいかが伝わりにくい、というのも辛いところかもしれない。今回のセットでは、半分以上がオリジナルという構成。但し、楽器の特性上というか、エキサイトメントみたいなものは、なかなか感じられない。

そして、NCC。今回はアンコールで地元高校吹奏楽部との共演があり、それがなかなか微笑ましくて良かった。勿論高校生にはかけがえのない体験になったことだろうけど、クラブジャズ系でありながら、こういうオーケストレーションというか、ビッグバンド的アレンジができてしまうというのは珍しいのではないか。また、高校生が参加しているということで、その保護者や友人といった地元に密着した幅広い年齢層のオーディエンスが訪れていたことが、会場の雰囲気をさらに素晴らしくしていたように思う。勿論バンドの演奏も良かったけど。

もう少し行きやすかったらさらに良いのだけどなあ。

2009年10月3日土曜日

動画試行

※ブラウザのJavaScriptをONにして、Flash Player9以上をインストールしてください。
Get Adobe Flash Player

取り敢えず初めてってことで。
勢いで作ったので作りこみが甘いけど。

2009年9月23日水曜日

水平歩道

念願の水平歩道へ。

確かに凄かったけど、
「下の廊下(旧日電歩道)」
の方が、体感的には凄いかも。

まさに関電ワンダーランド。

<2009年9月19-20日>


2009年9月1日火曜日

山行というより









ハイキング、かな。
たぶん4回目。

<2009年8月30日>

2009年8月20日木曜日

愛知遠征


・ やっぱり夏の昼間はちょっと辛い。
・ 前ヒューズに続いて、後バルブを交換。
・ オイルは追加して様子見中。
・ バッテリが弱っているような気が。
・ 早くオーディオを何とかしたい。
・ しかし走りは絶好調。
・ 未だベストのアングルがわからない。

2009年8月13日木曜日

整備記録

形式: B-SJ 
原動機の形式: EF
初年度登録年月: S51.9
グレード: EX-5

  • 77,580km時
    ヘッドガスケット交換
    バルブカバー、パッキン他パッキン類交換
    タイミングベルト交換
    クランクシャフト、カムシャフト、オイルシール交換
  • H12.7
    バルブステムシール交換
    イグニッションコイル・ポイント交換
    ドライブシャフトブーツ交換

  • H13.10車検
    クラッチマスター、レリーズシリンダーOH

  • H15.10車検
    ウォーターポンプ交換、ラジエータOH(コア交換)
    155SR13タイヤ交換(4本)
    40B19Rバッテリ交換
  • H18.6車検
    サーモスタット交換
    スパークプラグ交換
  • H21.3納車時車検
    エンジンオイル(BPクラシック3.2l)、エレメント交換
    コンタクトポイント&コンデンサー交換
    ファン・クーラー・パワステベルト交換
    55B24Rバッテリ交換
    ブレーキ&クラッチオイル1l
    パワステオイル0.5l
    ワイパーブレードラバー交換(F/R計3本)
    F/Rブレーキ分解・点検・洗浄・調整
    ボルテージレギュレータAssy交換
    エアインテークホース交換
  • H22.2.21
    55B24Rバッテリ交換(HITACHI)
  • H22.5.25 123,630km時
    エンジンオイル交換
    (オートバックスオリジナル
    Vantageスクープ3, SJ, 10W-30)
    ルームランプLED化(STANLEY SL51)
  • H23.2.10車検 125,487km
    プラグコード交換
    (永井電子ウルトラ 
    シリコーンパワープラグコード 2430-10)
    リヤマフラー交換
    右前ウインカー加工
    右後ライセンス球交換
    エンジンオイル、ラジエーター/バッテリー/ウォッシャー液点検
    下回り点検
    ブレーキ回り点検
    タイヤローテーション
    タイヤエラー調整
  • H23.10.16 126,742km
    オイル交換
    (オートバックスオリジナル
    Vantageスクープ3, SJ, 10W-30)
    プラグ交換
    (NGK BR6ES)
  • H24.07.20 127,782km
    タイミングベルト交換
    ウォーターポンプ交換
    カムシール交換
    クランクシール交換
    タペットカバーP/K交換
    (BECK/ARNLEY Part # 0361022 293円)
    フラッシャーリレー交換
    フロントパーキングランプ接点修理
    リアゲートダンパー交換
    LLC入替
    A/Cヒューズ交換
    クーラーガスチャージ
    クラッチマスタASSY交換
    (BENDIX Part # 11848 2,452円)
    クラッチオイル入替
    クラッチペダル調整
    ブレーキランプS/W修理
    バッテリー交換(60B24L)
  • H27.2.17車検 130,320km 川西自動車
    エンジンオイル交換
    エアーエレメント清掃
    Fディスクパッド点検
    Rブレーキシュー点検
    クーラント強化剤給油
    ベルト類点検
    バッテリー点検
    F右ドライブシャフトアウターブーツ交換
    キャブクリーナー給油
    ディストリビューター清掃
    Fダッシュスピーカー(中古)交換
  •  H28.11.2 130,946km イエローハット
    タイヤ交換(TOYO TEO PLUS 155/80R13)
    エアバルブ交換
    エンジンオイル交換
  •  H29.3.3車検 130,960km 川西自動車
    エンジンオイル交換
    LLC入替
    サーモスタット交換
    ラジエーターファンS/W交換
    バキュームホース類交換
    エンジン調整
  • H29.8.24 131,868km イエローハット
    エンジンオイル交換(GSW スペシャルW SN 4L 10W30)
  • H30.1.25 132,965km 川西自動車
    ブレーキシリンダー交換(後ろ左右)
    ブレーキホース交換(前後左右4本)
    ブレーキオイル交換

2009年8月11日火曜日

8.9大阪

今年も行ってしまいました、サマソニ大阪。荒れた天気がフェスにはつきものとはいえ、いきなり台風が出現するとは辛い。

今年は、観た順に:

1.) The All-American Rejects

いきなりだけど、これが僕にとって今年のベスト・アクト。Gives You Hellくらいしかロクに知らなかったけど、演奏はタイトだし、声は良いし、ステージングもキレてるし、フェスはこうあるべしという感じ。イギー・ポップ風に上半身裸で踊りまくり、MCでフォーレターワードを連発するヴォーカルが良かった。アルバムを改めて聴いてみるとパワーポップにしか聴こえないけど、間違いなくロックでした。PA的にも、不思議とオーシャン・ステージの音は、この時が一番良かったような気が・・・。

2.) Natty

お次はパーク・ステージへ。パフォーマンスは悪くないし、一曲一曲もそれなりだとは思うんだけど、ずっと観ていると辛い。僕はそこまでジャマイカンじゃないらしい。

3.) Placebo

時間的にも空いているし、観とこうかなくらいの感じだったのだが、あえなく中止。

4.) Joan Jett And The Blackhearts

そして山の上へ。思っていたより悪くない。演奏は堅実だし、Joan Jett自体も抑えた感じがクールだ。但し、エキサイトメントはない。

5.) Hoobastank

んー。一番評価に困るのがこの人たちかも。演奏は悪くないんだけど、なにかこう、訴えてくるものがなかった。ヴォーカルなのかなあ。

6.) The Ting Tings

2年目にして初の屋内会場、ソニック・ステージへ。割に広い場内は、結構埋まっていたけど、雨脚が強まっていたことも関係していたと思う。正直に言って、僕はこの人たちをぜんぜん評価していない。1曲も聴ききらずに再び外へ。

7.) Elvis Costello and The Imposters

この日のセカンドベストはコステロ御大。この後のThe Specialsも悪くなかったけど、今を生きている音楽という意味では完全にこちらのほうが一枚上手。あのちょっと陰気な「コステロ節」が聴ければいいや、くらいに思っていたのだが、演奏の緊張感やサウンドに対するこだわりみたいなものが感じられる素晴らしいステージ。やっぱりこのおっさん、尋常じゃない。ジャケット姿とクールなMCがイギリス人っぽいと言えるかも。しかし、このときが一番天候的にはきつかった。山の上だったし。

8.) Tom Tom Club

んー、評価しづらい人たち・その2。おバカなパーティーバンドとしてみれば、悪くないんだろうけど、ちょっとふざけがすぎるかなあ。この後に、The Specialsを観たのがさらに印象を悪くしている要因かもしれない。

9.) The Specials

告白します。僕は今回、この日に行けることになって初めて、The Specailsをまともに聴きました。ホントみんな、よく知ってるよなあ。音楽的には、結構ストライクに近いところだし、時代的にもこれは格好良い音だと思う。ステージも、黒白のツインボーカルにホーン隊と、楽しさ満載。やっぱり曲が良くできている。ただ、どうしても過去に生きている人たち、という印象が拭いきれなかった。

10.) Linkin Park

こちらも告白。The Specialsよりは知ってたけど、まったく思い入れもなかったし、まともに聴いたことがなかった。しかし、この日の会場でも、彼らのTシャツを着ている人が多分、最も多かったと思う。ステージをしばらく見て納得。僕でさえ、ほとんどの曲を知っている。そして、割とキワモノ的印象を持っていた音楽性も、DJあり、ラップ(ライミング?)あり、サンプラーあり、ラウドロック的要素もあれば、ハイトーンヴォイスのヴォーカルを活かした曲、ピアノを活かした曲もあるという、現代音楽の要素の集大成みたいな感じとでも言えば良いだろうか。これは流行るわなあ、と思ってしまった。

2009年8月8日土曜日

書籍「サクリファイス / 近藤史恵」 (新潮社)

何をおいてもまず、題材として自転車ロードレースを題材にした小説を書こうとしたことが素晴しい。描き方も悪くないし、これなら全く自転車競技を知らない人が読んでも楽しめそうだ。

小説としての面白さ、という意味では、ボリュームがそれほど無いこともあって、若干物足りなさとか、美化しすぎているように思える箇所もあるけれど、こうした読み物が出てきたということが単純に嬉しい。

思うに、スポーツとしての成熟度というのは、ある意味、読み物として堪えうるものがどれだけ出てくるかで計ることができる気がする。そういう意味では、多少なりとも自転車競技が一般性を持ち始めたということなのかもしれない

2009年7月19日日曜日

エル礼賛

南港にある「セルフ食堂/喫茶 エル」なる店にハマっている。ここ数年で一番のヒットといえるかもしれない。

何より営業時間がシブい。朝6時から昼2時までという、港湾関係者のみにターゲットを絞った潔さ。そして客層は、少なくとも9割以上男。これまでに少なくとも10回以上訪れているが、女性客を見かけたのは一度きり。硬派である。

おっと、忘れそうだったが味も勿論悪くない(カレー除く)。産地表示をしっかりしているあたりが2009年式なんだろう。男性客が多いこともあってか、量は多め。店内は清潔で、厨房のおばちゃん集団も程よい愛想良さ。店内中央に置かれたコンテナ船など港湾関係のレゴがベイエリア感を演出している。

朝ごはん用に使うのが一番オシャレかもしれない。少なくともここがあれば、吉牛とかで朝定を食べる気はしない。

2009年7月15日水曜日

映画「ミウの歌 ~Love of Siam~」

タイ映画にはあまり良い印象を持っていなかったけど、これはなかなか面白い。

ストーリーは、幼なじみの少年二人が高校生になってバンコクで再会。それぞれに思春期らしい問題を抱えながら、旧交を温めるうちに、急速に親しくなり恋人のようになっていく、というもの。

ある意味、「らしい」映画だが、この映画の面白いところは、主人公の二人だけでなく、全ての主要な登場人物がそれぞれに孤独を抱え、何らかの形で愛を求めているというところ。特に家族に関わるところが、若干型にはまりすぎているとはいえ、悪くない。

映像も全篇を通じてなかなかに洒落ている。さすがに少年二人のキスシーンには目をそむけてしまったけど。

2009年7月14日火曜日

コメント

しばらく前の話。

たまたま手に取った、映画「ウルトラミラクルラブストーリー」なる映画のパンフレットには、有名人のコメントが列挙されていた。批評家・映画評論家・映画監督・小説家などなど。そんな中で、ひときわ僕の目をひいたのが千原ジュニアのコメント。以下引用:

『150字程度でコメントを頼まれました。そんなに要らない。5文字で足りる。「オモシロイ」。』

新しい言いまわしではないけれど、良くできていると思う。特に後半のテンポが素晴らしい。

芸人としての千原兄弟とか千原ジュニアが特に好きなわけじゃないけど、この短い文章には、芸人としての言葉に対する勘の良さみたいなものが出ているように思う。

2009年7月9日木曜日

映画「カンフーシェフ」

全然期待せずに観たが、悪くない。良い意味でベタなカンフー映画。

サモ・ハン・キンポーもヴァネス・ウーもめちゃくちゃ良くはないけど、脚本が良いのかもしれない(残念ながら、日本代表・加護ちゃんは微妙)。あと料理っていうのが中華らしくもあり、イマドキっぽさもあって題材としては良かったように思う。

比べちゃ悪いが「カンフーダンク」なんかよりはよっぽど面白い。

2009年7月8日水曜日

歴史的快挙

アラシロ君が凄いことをやり遂げた。ツール初出場にして、第2ステージでゴールスプリントの末の5位入賞。驚くほどに一般メディアでは騒がれていないけど、これは本当に凄いことだと思う。

第2ステージという誰も疲れていない、誰も傷んでいない、気合の入りまくったフルメンバーの中で、ということの意味は大きい(スプリント前にクラッシュはあったにせよ)。スプリントそのものもだけど、チーム内でアシストを得られる地位にいるということにも意味がある。

出来の良いトレインさえ組んでもらえれば(この日のブイグテレコムのように)、日本人選手でもステージを制することができる。そんな夢を見せてくれるステージだった。

TV画面でリザルトに名前が出たときには、なぜか涙が出てしまった。歳くって涙腺が緩んでいるとはいえ、ちょっと気持ち悪い。

2009年5月25日月曜日

映画「空とコムローイ」

監督・三浦淳子が7年にわたってとり続けたドキュメンタリー映画。タイ山岳民族の子どもたちと、彼らを支える人々を描く。

感じたこと:

・タイ北部の自然の美しさ、人の暖かみ、みたいなものは良く出ている。
・決して強いメッセージがあったり、明確な問題提起をする作品ではない(観る側に委ねられている?)。
・ストーリー的には、特に何も起こらない。ある少女(ファ)の成長を追う。
・「ファ」とは「空」の意味。
・「コムローイ」というのは、熱気球のこと。この世の不幸せがなくなることを願って飛ばす。映画の中では、大晦日の晩と、施設の卒業生達が村に戻ってきた時(かつて育った村で子ども達に教えることで、新たな火を灯す、という意味で)に飛ばされる。
・牧師(ペンサ)は30年にわたって、山岳民族アカ族の自立を援助するべく施設を運営している。
・村から様々なものを搾取しようとする人々から守り、サンタクロース的でない援助を目指す。
・牧師のしていることは素晴らしいとは思うが、宗教を通じているところに対する違和感は残る。
・実際に村を訪れて見た、麻薬や人身売買の実情?感じたことは?
・監督はこれからどうしていきたいのか?

映画「ロード・トゥ・ルーベ」

久々の自転車映画。しかも、あの「パリ-ルーベ」を描いたドキュメンタリーと聞けば、行かないわけにはいかない。公開初日、三船雅彦とJ-SPORTS谷口広明のトークショーが行われた回を観に行った。

ドキュメンタリーで、全編が選手をはじめとする関係者のコメントだけで構成されており、ナレーションやレースの概要説明などは一切なしの71分、アメリカ映画。

普通の人が観て、一体どういう感想を持つのか気になるところではあるが、自転車好きとしてはちょっと辛い。全てコメントで、しかもそのほとんどが、「どれだけ過酷か」と「どれだけ石畳が辛いか」だけ、というのはいかがなものだろう。一応、フライヤーには、「2007年のレースを追う」とあるが、それもほとんどない。トークショーがなかったら、あの内容で1,500円を払う気にはなれない。

例えば、コースレイアウトだとか、過酷さをデータ的に表現するといったような、もう少しいろいろな角度からの表現が欲しかったと思う。これで作品として世に出てしまうところに、スポーツとしての自転車のマイナーさが出ているような気がする。

映画「チョコレート・ファイター」

「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」の監督プラッチャヤー・ピンゲーオによるタイのカンフー・アクション映画。ジージャーなる少女がなかなか凄いアクションを披露する。

ストーリーは、発達障害を抱えながら、天才的な格闘技の能力を持つ少女が、幼なじみと協力しながら、病気の母を助けるためにマフィアと対決していく、というもの。その中で、父親が阿部寛演じる日本のヤクザであることから、日本料理店や日本でのシーンなんていうのも登場する。

感想は・・・悪くはない。確かに、女優としてよりは格闘家としてキャリアを持つジージャーのアクションは凄い。特に蹴りは美しいし、キレがあると素人目にも感じる。

ただまあ、カンフー映画によくあることではあるけれど、ストーリーはどうでもいい感じ。特に、この作品は、結構シリアスさを売りにしているように思う。発達障害をそれなりに重く描いているし、「笑える」というようなシーンはほとんどない。

僕の趣味で言えば、こうした類の映画で、ストーリーがそこまでのものではないのであれば、アクション+αの何かが欲しい。例えば、笑いであったり、セクシーさであったりというような。

2009年2月21日土曜日

LHという男

40を越えた不良である。それでいて結構泥臭い。未だに原稿をパソコンで出力せず、手書きをしているところとか。

直してほしいところを挙げればキリがない。よく間違えるし、お願いしたことは忘れるし、渡した書類は無くすし、Avril Lavigne読めないし、ゲストをバイクの後ろに乗っけてありえないスピードでぶっ飛ばすし。

でも、しっかり予習はしてくるし、その内容が悪くない(個人的には同じカテゴリの中ではナンバーワンと思う)。あと気の使い方がうまくて、人脈が凄い。また、インタビューも尺調整はともかく、内容は申し分ない。笑いもしっかり取る。この辺は流石に、伊達に年月を重ねていないということなのだろう。

変な言い方になるが、何とかしてあげたい、と思わせる愛嬌がある。不思議なおっさんだ。

2009年2月17日火曜日

リハビリ中


月ヶ瀬梅渓に行く。あれで奈良市内とは、恐るべし。

すげー良いところだったけど、ちょっと早かった。

<2009年2月15日>

2009年2月13日金曜日

映画「三国志」

グッときた。でも、それは映画そのものではなく、映画を観終わった後に、ある人とした話の方。

映画そのものは、僕はとても表面的に楽しく観た。ストーリーは、小学生のときに読んだくらいで、覚えているはずもなく、日本の時代劇みたいに感じた。

ある人というのは、中国の女性なのだが、彼女によれば、この映画はエンドロール前の、テロップに全てが集約されているという。

また、誰かに裏切られても恨んだり、人の成功を妬んだりせず、自分自身であることの大切さ、なんていうものも描かれている、という。恨みや妬みは増幅するばかりで何のためにもならず、結局は自分自身に帰ってくる、と。

確かに、話を聞いてから思い返すと、なるほどと思う。深い。

2009年2月9日月曜日

ギャンブル

久々に病気が出て旧車の購入を決めた。車種は1976年式の初代アコード。初のホンダ車だ。

つくづく感じることは、旧車を買うというのは縁であり、ギャンブルだなあ、ということ。

こちらは所詮素人だから、いくら予習をして現車を確認したところで、結局のところは買ってみるまで、全くといって良いほど本当のところはわからない。

今回アコードの購入を決めたのは、確認した現車の状態が素晴らしい(ように見えた)のも勿論だけど、販売店の対応というのも大きかった。

自身でも旧車を所有(日野のコンテッサ!)しているというその販売店の店長は、セールストークというものをほとんどしなかった。「これだけのタマはなかなかないですよ」とか、「早く決めないと売れてしまいますよ」的な。

確かに、旧車だから何かを断言することは難しいだろうし、僕の次にお客さんも待っているということだったから、余裕もあったのかもしれないけれど。

さて、今回は吉と出るやら凶と出るやら。悩ましいところではある。

2009年2月4日水曜日

書籍「ちくま日本文学全集: 色川武大」

文学全集なんて、普段はまず手を伸ばすことはないけど、これはすばらしい。はっきり言ってここ数年で最も衝撃的に良かったと言えると思う。

全集なるものでは当たり前のことなのかもしれないけど、ある作品の一部のみが収められているというベストアルバム的な構成にまず驚いてしまう。

この色川武大なる人物、阿佐田哲也と同一人物とか、「狂人日記」が有名とかいうことだけは知っていたけど、まともに読むのは初めて。

さまざまな文体、さまざまなテーマの作品が収められているが、どれもが素晴しい。特に僕が好きなのは、戦後の東京を描き出した自伝的な文章の一群。混沌とした闇の世界が、色鮮やかに眼前に現れるとでも言えば良いだろうか。また、ナルコレプシーなる病魔を抱えた自己の内面を晒す文章も凄まじいばかり。

小説では「離婚」が心に沁みるが、これはあまりに個人的な事情によるものだから、正当に評価できていないかもしれない。

テーマも、闇に生きる人々や、芸人、ミュージシャン、棋士、女、食べ物など興味深いものばかり。平成まで生き、作品を発表していたことにも驚く。アウトロー的な人物や、ちょっとグロい物事を描き出すことで冴える筆致はある意味、村上龍を想起させる。とにかく面白い。

2009年2月3日火曜日

「魂のゆくえ」の

CD GUIDEより、聴いてみたいもの一覧:
  • Sam Cooke “One Night Stand!: Sam Cooke Live At The Harlem Square Club, 1963” 「凄い、とにかく凄い!」
  • Professor Longhair “New Orleans Piano” 「絶対に聞き逃せないアルバムです」
  • Dr.John “In The Right Place” 「アラン・トゥーサンがプロデュース、ミーターズが演奏」
  • Marvin Gaye “What's Going On”& “Let's Get It On” 「全体がひとつの組曲のよう」& 「アルバムの題材はずばり”セックス”」
  • Donny Hathaway “Live” 「最高のライヴ・アルバムの一枚」
  • Miles Davis “The Cellar Door Sessions 1970” 「最強のファンク・ユニット」
  • Maceo Parker “Mo' Roots” 「2%ジャズ、98%ファンキー・スタッフ」
  • Angelique Kidjo "Oremi" 「R&Bと、今のアフリカ音楽の接点に注目」
  • Ali Farka Toure "Savane" 「土の香りが高いいつもの歌とギター」
  • Youssou N'Dour "Egypt" 「誰もがびっくりするアルバム」

2009年1月29日木曜日

書籍「魂のゆくえ / ピーター・バラカン」

ピーター・バラカンは僕が最も好きなDJの一人。

DJとしては特に良い声をしているとは思わないけど、ちょっと内向的な感じとか、マニアックなところがイギリス的だ。英語はそれほどでもないと思うけど。

今、関西でピーター・バラカンのDJを地上波で聴くことができるのは、土曜朝のNHK FMだけになってしまったが、この番組も朝からすごい選曲をしている。だけど、僕がもっと好きだったのは、今やインターネット放送のみになってしまったBarakan Beatなる番組。全編英語だったから彼の喋りもリラックスしているように聴こえたし、何よりあれだけ内容の濃い英語番組というのは他になかった。

少し恥ずかしい思い出をひとつ。ある時のBarakan Beatで、僕は大阪からインターFMに、クイズに答えるために電話をしたことがある。当時Barakan Beatでは、喋りの端々からワンマンでやってます的な雰囲気がしていて、そうしたリスナーからの電話にも彼自身が出ているようなことを言っていたからだ。

果たして曲中に電話をすると、本当にピーター・バラカンが電話をピックアップし、対応をしてくれた。その対応は、オンエアとなんら変わることのない、控えめで紳士的なもので、僕はますます彼のことが好きになったのだった。いや、恥ずかしい限り。

しかし、長い前フリだ。

そんなピーター・バラカンが89年に出版した「魂のゆくえ」。これに加筆・訂正を加えたリイシュー版が2008年に発売された。

タイトルの通り、ソウル・ミュージックの歴史がたっぷり詰まった一冊だ。僕は近年、古いソウルやファンクばかり聴いてきたけど、体系的というか、歴史的なものにはあまり詳しくなかったので、非常に勉強になった。

興味深かったのは、70年代半ばにジャンルとしてのソウル・ミュージックは死んでしまったというところや、現在も行き続ける魂としてのソウル・ミュージック・・・というところ。ただ、それほど加筆されていないようなので、90年代以降、現在に至るワールド・ミュージックに関する記述がもうちょっと欲しかった。

ともあれ、ディスク・レビューなども興味深いものばかり。これを辿るだけでも楽しみだ。大阪で番組、やってくれないかなあ。

2009年1月27日火曜日

TV「奥様は魔女 スペシャルセレクション VOL.1」

知人に借りたビデオ。話には聞いたことあったけど、ちゃんと観るのはこれが初めて。

・日本語版のオープニングが良いセンスしてる。
・いかにも古き良きアメリカ。
・サマンサのクセのある感じは確かに可愛らしい。
・訳の問題かもしれないが、ダーリンは結構キツイことを言っているように思う。
・ハッピーな内容で、ついつい観てしまうけど、僕にはちょっと毒気がなさ過ぎるかも。

・・・・・まあ、あんまり語るような類のものじゃないか。

2009年1月24日土曜日

TV「タナゴコロータス~蓮根の穴から見える明日の幸せ~」

つけたらよくやっている・・・という番組だったのだが、結構面白い。

設定としては、武田真治とりょうの勤める蓮のマークの図書館で、職員の面接が行われ、芸能人が登場する、というものなのだが、毎週一冊古典の紹介あり、ドラマあり、面接にやって来るゲストも1組だったり2組だったりする。

最初見始めたときは、その微妙な感じに戸惑ってしまったが、じわじわ面白さがわかってきた。どうみても関東ノリだと思っていたのだが、オンエアは関西エリアのみらしい。

全体のおバカなつくりに武田真治がハマり役だと思う。個性的なりょうも魅力的だ。

こういう番組を見ると、TVって凄いと思う。図書館で面接するなんていう着眼点とか、考え抜かれた企画・構成とか。オープニングも良くできてる。本当に上手い作り方をしてると思う。

2009年1月22日木曜日

1区特別回数券 VS 回数カード

大阪市営地下鉄のお話。

しょうもないことだが、どちらが得なのかを考えてみたい。

1. まず単純にパーセンテージでいえば、1区特別は2,000円で2,400円分なので20%、回数カードは3,000円で3,300円分なので10%。というわけで、1区特別のほうがお得だといえる。

2. だが、実際はちょっと事情が異なる。というのも、1区特別の場合、200円以上の区間に使用した場合、超えた額を実費で支払わなければならず、割引がないためだ。というわけで、いくつかの例で考えてみたい。尚、すべての例は、それぞれのカード1枚以上の金額とし、割引の金額で考えるものとする。

例1) 200円区間17回の乗車に使用した場合
<普通> @200x17=3,400(割引額: 0)
<回数> 3,000+(100-10)=3,090(割引額: 300+10)
<1区> 2,000+(166x5)=2,830(割引額: 400+170)

例2) 270円区間13回乗車
<普通> @270x13=3,510(割引額: 0)
<回数> 3,000+(210-21)=3,189(割引額: 300+21)
<1区> 2,000+(70x13)+(166x1)=3,076(割引額: 400+34)

ここまでなら1区特別が圧勝のような気がするが、これは、1乗車につき34円のアドバンテージがあるからなのかもしれない。ならばそれを上回る区間ではどうなのか。

例3) 360円区間12回乗車
<普通> @360x12=4,320(割引額: 0)
<回数> 3,000+(1,020-102)=3,918(割引額: 300+102)
<1区> 2,000+(160x12)=3,920(割引額: 400)

確かに、この場合であれば、回数カードのほうが上回る。ただ、毎回340円以上の区間に乗るわけでなければ、1区特別が最適解(いちいち精算が面倒だけど)だと思うのだが、いかがだろうか。考え方、間違ってる?

2009年1月18日日曜日

えべっさんつながり?

bjリーグの大阪エヴェッサ vs 大分ヒートデビルズを観に行く。

土曜の夜なのに、若干入りは寂しいものがあった。試合は、エヴェッサが終始追いかける展開。オフェンスのリズムが悪いように感じる。アウトサイドの確率が悪いのに、固執しているというか。それでも、残り1分あまりで2点をリード。そこから追いつかれ、最後は同点で残り10秒。エヴェッサボールのスローイン。頼みの44番ワシントンが3ポイントライン辺りから放ったシュートは、リングに嫌われるも、リバウンドをタップで21番ジャスティンが押し込むと同時にブザー。大団円の結果となった。

やっぱりバスケは面白い。子どもが多く来ていたのもちょっと嬉しいし、観客数は決して多くはなかったけれど、運営側の姿勢というのは伝わってきた。印象的だった選手は、エヴェッサの44番ワシントンと、ヒートデビルズの30番ライカル。ワシントンはゲームメイク、ライカルはここぞというところでのアウトサイドが良かった。

もっとこうすれば良いのに・・・という点をいくつか。

まずは、場内スクリーン。やはりリプレイが見たい。面倒だとは思うけど。それと、スタッツ。あまりにざっくりした数字すぎてちょっと興ざめしてしまう。今日は誰が当たっているとか、みんな知りたいと思うんだけど。これは、場内DJも同様。もう少し内容のある喋りをしてほしいと思う。スコアつけながら観たら良いだけだと思う(それか、アシスタントおくとか)。あとは、選手交代のときに、プロフィールも見たい。いまやファンも、家で衛星などが見られるから、目が肥えてきているわけで、コアなファンを増やしたいならこうした点にも気を配るべきだろう。

子どもも多いことだし、場内FM放送とかで、技術的なことを含めた解説をしてくれたら、聞く人は多いんじゃないかと思う。確かに場内DJさんは頑張ってるのはわかる。だけど、あまりに「ノリ」重視すぎやしないか、というのが僕の意見。

まあ、なんやかんやと好きなことを書いてみたが、いつぞやのNumber誌にもあったように、「道はこっちにしかない」と思う。地域重視の姿勢、外国人枠の撤廃などバスケットがメジャー化するには、JBLではなくbjのやり方を僕は支持する。

2009年1月11日日曜日

十二年目の十日戎


大阪に住んで約10年。
初めてのえべっさん。

良い感じではあるとは思うけど、
一人で行くもんじゃないかも。