坂本龍一を観た。「1996」以来、16年振りというアルバム「Three」に伴うもので、ツアーは野洲に続いて2日目。
失礼を承知で書かせてもらうと、坂本龍一のピアノって技術的には「世界の」ってほどでもないんじゃないかと思う。でも、一音一音に気持ちが込められていることが感じられる。そんなピアノだった。トリオの演奏を引っ張っていく姿は、指揮者か音楽監督のようですらある。
ステージのセットは、倉庫というかバックステージ風で、照明は剥き出し、脚立があったり、柱が台車に積まれていたりするというユニークなもの。
セットリストは以下の通り(アンコールあたりは微妙):
- kizunaworld
- happy end
- 美貌の青空
- a flower is not a flower
- seven samurai
- tango
- shizen no koe
- (piano solo)
- still life in A
- merry christmas mr. lawrence
- ichimei
- last emperor
- 1919
- yae no sakura(encore)
- theme for yae(encore)
- parolibre(encore)
- (piano solo)
最初は少し演奏がばらけていたような気がしたものの、5-6曲目あたりからは圧巻の一体感。選曲は「1996」から5曲。「1996」はお金のない学生時代に買って、よく聴いていたアルバムだったので嬉しかった。
このトリオも素晴らしいけど、morelenbaum2/sakamotoも復活して欲しいなあ。