2012年9月26日水曜日

CD「Prestige / Daddy Yankee」

プエルトリコのレゲトン・シンガー、Daddy Yankeeの6枚目。

良くできたアルバムだと思う。基本は脳天気ラテン系なんだけど、楽曲にフックがある。

#5,7,10,16なんかは、かなりアガる。Pitbullよりこっちの方が好みかも。

2012年9月7日金曜日

走ること

この暑いのにランニングを再開。この歳になって初めて、走ることが意外に楽しいことに気づく。

元々「走る」ことは好きじゃなかった。練習のための練習みたいだし、ボールを追ってるわけでもないのに、何で走らなきゃいけないんだ?運動神経が試されるわけでもない点もマイナス。あんなもん、他にスポーツできない奴がやるもんだろ?的な。

でも、昨年奈良マラソンに備えて1、2ヶ月前から練習を始めたときは、これまでとは少し様子が違った。

しばらく継続して走ることで、フィジカルがフィットになるのは当然としても、メンタルへの影響が少なからずあった。走ることで頭がすっきりするような。もちろん、走ったからって、抱えている問題が解決するわけじゃないし、素晴らしいアイデアが次々湧いてくるなんてことはありえない。

ただ、少なくとも走っている間は、仕事や家庭の諸々は考えないからリフレッシュにはなる。他の選択肢で言うと、自転車じゃ夜はダメだし、バスケは1人じゃできない。そういう意味で、今の僕にとって、ランニングは消去法的な選択だったとも言える。

走りながら自分の体と向き合い、対話ができるというのは幸せなことだ。

村上春樹ではないが、走ることで人生は、ほんの少しだけマシになる・・・ような気がする。

2012年9月4日火曜日

Summer Sonic 2012 Osaka

3年ぶりのサマソニ。今年は日曜日のみ。

①The Vaccines
若者向けパンクロック。フェス向きで悪くない。グリーンデイが大人全世代向けとしたら、こちらは今を活きるティーン向け、といった趣向。 

②St.Vincent
エレクトロ・パンク。全く前知識・期待なしで観に行ったのだが、少しユーモラスでキレ気味のパフォーマンスも含め格好良い。屋外ではなくクラブな感じ。飽きさせない。

③SiM
出てる音はタイトなのに、臨場感が感じられない。パフォーマンスも派手で見た目は悪くないんだけど。ヴォーカルがほとんど聴こえなかったのも残念。

④Death Cab For Cutie
意外に堅実でオーソドックス。悪くない。

⑤Gotye
いきなり叩きながらの登場。一番映像にもこだわっていたかも。変態的ポップメイカー。"Somebody That I Used To Know"もその他の曲と並べて聴くと「なるほど」、という感じ。身体が動き出す音楽。

⑥SKA SKA CLUB
関東ノリが新鮮。キャリアのせいか、安心のパフォーマンス。悪くはないが、スカじゃない。

⑦Green Day
さすが。前半1時間弱しか観てないが、フェスバンドの面目躍如といったところか。間の取り方、煽り方が完成されてる。僕ですら何だかんだ言って、半分以上の曲を知っている。好き嫌いを超越している感。

⑧Adam Lambert
ステージは既に二つ終わっていたはずなのに、同じ会場の前二組より寂しい客の入り。声は出てたし、パフォーマンスも悪くはなかったんだけど、30分で外に出てしまう。

・・・というわけで、今年の僕のベスト・アクトは、GotyeとSt.Vincent。これまでの例でいくと、僕がベスト・アクトに選んだアーティストはその後、あまり伸びないんだけど・・・。

2012年9月1日土曜日

映画「汚れた心」

〈内容〉
  • ブラジルで終戦を迎えた日本人移民コミュニティの話。
  • 敗戦の知らせを受け入れない「勝ち組」と、受け入れた「負け組」。
  • ほとんどが日本人俳優でありながら、ブラジル人ジャーナリストによる原作、ブラジル人監督によるブラジル映画。日本よりブラジルで話題に。
〈感想〉
  • 今の価値観で考えれば、ありえない話だが、少なくとも僕の中には少なからず共感する部分があることに気づく。状況が状況なら、同じようにしないとは限らない。これは、日本人としてのメンタリティの一部なのか。
  • 何が「事実」で何が「真実」なのか。日本の敗北を受け入れるかどうかという問いは、東日本題震災での「メルトダウンは起きたのか」に通じるような気がする。
  • 「事実を受け入れない」姿勢。このメンタリティは、ある意味、日本の経済発展を支えた気がする。
  • 映像的にショッキングな部分もあるが、それ以上に心理的に「重い」映画。
  • 日本では流行らない。でも多くの人に観て欲しい一本。