2012年12月26日水曜日

映画「レ・ミゼラブル」

レミゼが好きだ。今回映画を観て感じたのは、楽曲がとても良くできていることと、人のあらゆる感情に訴えるストーリーの素晴らしさ。
  • 親の子を思う気持ち
  • 妬み
  • 人を好きになること
  • 叶わぬ恋
  • 職務への使命感
  • 友情
  • 社会への正義感
などは、人の心を打つ普遍的な感情だと思う。歌が特に良かったのは、アン・ハサウェイとラッセル・クロウ。改めてもう一度舞台が観たくなる。

情報的なこと:
  • ミュージカルは1985年の初演以来、ロンドンで27年間上映が続いており、今なおロングラン記録を更新中
  • 原作は文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した大河小説
  • 「英国王のスピーチ」でアカデミー賞監督賞受賞のトム・フーパーが監督
  •  「オペラ座の怪人」プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュがプロデューサー
  • 全ての歌を実際に歌いながら、生で収録し撮影
  • オリジナル舞台の作詞・作曲家が手がけた新曲「Suddenly」もあり

2012年12月9日日曜日

2012年12月6日木曜日

坂本龍一@NHK大阪ホール

坂本龍一を観た。「1996」以来、16年振りというアルバム「Three」に伴うもので、ツアーは野洲に続いて2日目。

失礼を承知で書かせてもらうと、坂本龍一のピアノって技術的には「世界の」ってほどでもないんじゃないかと思う。でも、一音一音に気持ちが込められていることが感じられる。そんなピアノだった。トリオの演奏を引っ張っていく姿は、指揮者か音楽監督のようですらある。

ステージのセットは、倉庫というかバックステージ風で、照明は剥き出し、脚立があったり、柱が台車に積まれていたりするというユニークなもの。

セットリストは以下の通り(アンコールあたりは微妙):
  1. kizunaworld
  2. happy end
  3. 美貌の青空
  4. a flower is not a flower
  5. seven samurai
  6. tango
  7. shizen no koe
  8. (piano solo)
  9. still life in A
  10. merry christmas mr. lawrence
  11. ichimei
  12. last emperor
  13. 1919
  14. yae no sakura(encore)
  15. theme for yae(encore)
  16. parolibre(encore)
  17. (piano solo) 
最初は少し演奏がばらけていたような気がしたものの、5-6曲目あたりからは圧巻の一体感。選曲は「1996」から5曲。「1996」はお金のない学生時代に買って、よく聴いていたアルバムだったので嬉しかった。

このトリオも素晴らしいけど、morelenbaum2/sakamotoも復活して欲しいなあ。

2012年11月9日金曜日

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山を登りたくないときに!

2012年11月7日水曜日

纐纈歩美@Billboard Live Osaka

観ることができたのは、5日の1stステージ。入りは残念ながら5-6割といったところ。

バックバンドは、ピアノとベースとドラム。メンバー全員がニューアルバムのレコーディングメンバーで北欧から。 ドラムスの少し変わった音使いが面白い。

明るめの曲か、もう少し素人でもわかるベタ曲が欲しいなあ、と思っていたところに、アンコールはモンク。これはこ のバンドに良く合っていたと思う。ショートな髪型と、愛想のないMCも悪くなかった。 エンジンがかかってきた後半が良かった。

以下がセットリスト:

With May...(original)
Two Not One...(L.Toristano)
Kayu...(original)
Berkshire Blues...(R.Weston)
Bewitched...(R.Rogers)
Diversity...(original)
**** encore ***
Rhythm-A-Ning...(T.Monk)

2012年10月3日水曜日

映画「バイアォンに愛を込めて」

ブラジル映画祭2012での上映作品のうちの一本。

Luiz Gonzagaの生涯の共作者で、天才詩人といわれたHumberto Teixeiraの生涯を描いたドキュメンタリー映画。Teixeiraの娘が、父の人生を辿る中で、baiaoの歴史と共に、家族の中の父としてのTeixeiraの姿も描き出す。

Luiz Gonzagaの名前だけは聞いたことあるな・・・という程度で観始めたこの映画。出演者がハンパない。ブラジル音楽初心者の僕でも知ってるビッグネームがこれでもか!というくらいに登場してくる。

以下に、観ている間に取ったメモを記す:
  • Asa Branca
  • bahia
  • Gilberto Gil
  • Nonato Luiz
  • バランセイオ
  • Caetano Veloso
  • Lenine
  • Gal Costa e Sivuca
  • Maria Bethania
  • Pata Pata / Miriam Makeba
  • David Byrne
  • Mangeratiba
  • Chico Buarque "Kalu"
  • till 1950
  • samba e baiao
  • Os Mutantes
  • Alceu Valenca
  • 羽鳥美保
  • Forro "In The Dark"
  • Bebel Gilberto "Juazeiro"
サンバ、ボッサ、セルタネージョだけじゃないんだな・・・ブラジル音楽も奥が深い。音楽好きなら、多分、観て損はない、というか、楽しい一本だと思う。

2012年9月26日水曜日

CD「Prestige / Daddy Yankee」

プエルトリコのレゲトン・シンガー、Daddy Yankeeの6枚目。

良くできたアルバムだと思う。基本は脳天気ラテン系なんだけど、楽曲にフックがある。

#5,7,10,16なんかは、かなりアガる。Pitbullよりこっちの方が好みかも。

2012年9月7日金曜日

走ること

この暑いのにランニングを再開。この歳になって初めて、走ることが意外に楽しいことに気づく。

元々「走る」ことは好きじゃなかった。練習のための練習みたいだし、ボールを追ってるわけでもないのに、何で走らなきゃいけないんだ?運動神経が試されるわけでもない点もマイナス。あんなもん、他にスポーツできない奴がやるもんだろ?的な。

でも、昨年奈良マラソンに備えて1、2ヶ月前から練習を始めたときは、これまでとは少し様子が違った。

しばらく継続して走ることで、フィジカルがフィットになるのは当然としても、メンタルへの影響が少なからずあった。走ることで頭がすっきりするような。もちろん、走ったからって、抱えている問題が解決するわけじゃないし、素晴らしいアイデアが次々湧いてくるなんてことはありえない。

ただ、少なくとも走っている間は、仕事や家庭の諸々は考えないからリフレッシュにはなる。他の選択肢で言うと、自転車じゃ夜はダメだし、バスケは1人じゃできない。そういう意味で、今の僕にとって、ランニングは消去法的な選択だったとも言える。

走りながら自分の体と向き合い、対話ができるというのは幸せなことだ。

村上春樹ではないが、走ることで人生は、ほんの少しだけマシになる・・・ような気がする。

2012年9月4日火曜日

Summer Sonic 2012 Osaka

3年ぶりのサマソニ。今年は日曜日のみ。

①The Vaccines
若者向けパンクロック。フェス向きで悪くない。グリーンデイが大人全世代向けとしたら、こちらは今を活きるティーン向け、といった趣向。 

②St.Vincent
エレクトロ・パンク。全く前知識・期待なしで観に行ったのだが、少しユーモラスでキレ気味のパフォーマンスも含め格好良い。屋外ではなくクラブな感じ。飽きさせない。

③SiM
出てる音はタイトなのに、臨場感が感じられない。パフォーマンスも派手で見た目は悪くないんだけど。ヴォーカルがほとんど聴こえなかったのも残念。

④Death Cab For Cutie
意外に堅実でオーソドックス。悪くない。

⑤Gotye
いきなり叩きながらの登場。一番映像にもこだわっていたかも。変態的ポップメイカー。"Somebody That I Used To Know"もその他の曲と並べて聴くと「なるほど」、という感じ。身体が動き出す音楽。

⑥SKA SKA CLUB
関東ノリが新鮮。キャリアのせいか、安心のパフォーマンス。悪くはないが、スカじゃない。

⑦Green Day
さすが。前半1時間弱しか観てないが、フェスバンドの面目躍如といったところか。間の取り方、煽り方が完成されてる。僕ですら何だかんだ言って、半分以上の曲を知っている。好き嫌いを超越している感。

⑧Adam Lambert
ステージは既に二つ終わっていたはずなのに、同じ会場の前二組より寂しい客の入り。声は出てたし、パフォーマンスも悪くはなかったんだけど、30分で外に出てしまう。

・・・というわけで、今年の僕のベスト・アクトは、GotyeとSt.Vincent。これまでの例でいくと、僕がベスト・アクトに選んだアーティストはその後、あまり伸びないんだけど・・・。

2012年9月1日土曜日

映画「汚れた心」

〈内容〉
  • ブラジルで終戦を迎えた日本人移民コミュニティの話。
  • 敗戦の知らせを受け入れない「勝ち組」と、受け入れた「負け組」。
  • ほとんどが日本人俳優でありながら、ブラジル人ジャーナリストによる原作、ブラジル人監督によるブラジル映画。日本よりブラジルで話題に。
〈感想〉
  • 今の価値観で考えれば、ありえない話だが、少なくとも僕の中には少なからず共感する部分があることに気づく。状況が状況なら、同じようにしないとは限らない。これは、日本人としてのメンタリティの一部なのか。
  • 何が「事実」で何が「真実」なのか。日本の敗北を受け入れるかどうかという問いは、東日本題震災での「メルトダウンは起きたのか」に通じるような気がする。
  • 「事実を受け入れない」姿勢。このメンタリティは、ある意味、日本の経済発展を支えた気がする。
  • 映像的にショッキングな部分もあるが、それ以上に心理的に「重い」映画。
  • 日本では流行らない。でも多くの人に観て欲しい一本。

2012年8月23日木曜日

8.11京セラドーム大阪

11/aug/2012 20:03
この歳になって初めてカープ戦をカープ側で観戦し、阪神の8連敗を目撃。

evo 3dのカメラがあまりにも青みがかって写るため、 PicsArtのEffects-Artistic-Fattalで処理。ちょっと写真っぽさがなくなってるけど、これはこれで悪くないかも。

2012年8月22日水曜日

映画「セブン・デイズ・イン・ハバナ」

中米キューバでの7日間を、7人の監督が描いたオムニバス。

艶のある街の風景、クセのありすぎる登場人物が素晴しい。人々の生活と深く結びついた音楽の使い方も見事。

往復の航空券だけをとって、行ってみたくなる。そんな一本。

2012年6月14日木曜日

衛星放送CM2題

①Dlife

4月のBSでの放送開始にあわせて、セブンイレブンで展開されたキャンペーンのアイテムがこれ。


レジ前にワゴンで山積みして持ち帰り放題になっていた。中身は専用リモコン。ボタンを押せば、Dlifeチャンネルが一発で立ち上がるという代物。確かに地デジ化である程度、テレビの年式が保証されている今だからこそのアイデアと言えるかもしれない。

そして凄かったのが、パッケージ未開封の新品パナソニック製単4電池2本を同梱していたこと。

地デジ化をテレビではなく、レコーダーでした我が家ではリモコンは動作せず、電池のみをありがたく使うことになったのでした。

②スカパー

先月届いたスカパーからのダイレクトメール。内容は日頃のご愛顧に感謝して、一ヶ月の間、3チャンネルか、2,100円分を無料にしますよ、というもの。これ自体は、既存の顧客で契約内容の拡大を図る、わかりやすく、顧客にもメリットのあるキャンペーン。面白かったのはこちら。


ダイレクトメールに顧客の名字を入れまくっている。全6ページすべてという凝りよう。

さらに凄かったのは、立て続けにやって来たチューナー変更キャンペーン。

何とHD対応のチューナー(Panasonic製TZ-HR400P)を無料でプレゼントしてくれるというもの。契約期間(2年縛りなど)や、HD契約に移行しなくてはならない等の条件は一切なしというところが潔い。おかげで録画予約がめちゃめちゃ楽に。

衛星放送業界、好景気なのかな?

2012年6月10日日曜日

書籍「自由すぎるオリンピック観戦術 / フモフモ編集長(ぱる出版)」

・遂に出た一冊。
・期待していただけに残念。
・エッジが削がれている印象。
・リアルタイムでないからなのか、印刷物だからなのか。
・ウェブであれだけの文章をタダで読ませてもらっているので、後悔はない。
・造詣はやっぱり深い。
・幸か不幸か、メジャーになるには弱い。
・それでもフモさん、あなたは天才です。応援してます。

2012年4月15日日曜日

電車広告「gabaマンツーマン英会話: 私も、全米と一緒に泣きたい。」

ベルリッツに続いての英会話学校モノ。僕自身は、「全米と一緒に・・・」という思いは全くないけど、コピーとしては素晴らしい。ただ、映画などの英語を理解するのって、ビジネスの英語なんかより、遥かに難しい、というのが僕の考え。

同じシリーズ、「海外の取引先の売り言葉を買えなかった。」ってのも嫌いじゃない。

2012年3月2日金曜日

深夜の天王寺駅

2/mar/2012 0:06A.M.
久々の終電帰宅。

ワイドもなかなか面白い。
(htc evo 3d + PicsArt)

2012年2月17日金曜日

self-portrait


11/Feb/2012 7:24A.M.
最寄り駅にて。

2012年2月14日火曜日

htc evo 3d

auからの執拗な要請に応じて、「サンクス・チェンジ」で超久々の携帯乗り換え。流されるようにスマートフォンにしてしまった。

1週間使ってみての感想は、そりゃ通信障害も起きるわなあ、ということ。タスクキラーなどのアプリを入れてさえ、過度にネットワーク接続をしていることがわかる。

設備更新とか通信容量増とかじゃなくて、アプリの権限・機能をもっと制限して、無駄な通信を減らすべきでは?データ通信で稼ぎたいんだろうけど、こうした(常に繋ぎにいこうとする)アプリで恩恵を受けている気は全くしない。

ハード的には素晴らしいけど・・・電話だよね??

2012年2月10日金曜日

くまモンについて考える

くまモンが素晴しい。以前取り上げたポスターのみならず、グッズ、ブログ、動画などなど。

九州新幹線の開通で関西をターゲットにプロモーションしているから、目にする機会も多いわけだけど、その展開の多様さとクオリティはタダごとではない。

くまモンが最も素晴しいのは、その著作権に対するスタンスだろう。県が著作権を買い上げたことで、携帯ストラップやぬいぐるみなどの商品開発・グッズ販売において、県の許可を得た上で無料で使用可能というオープンな考え方。これによって、確かに微妙なクオリティのくまモングッズも生まれてはいるけど、それすらも魅力に思える。

くまモンを使うことで、熊本のこれまで全く知られることのなかった中小商店がクリエイティビティを発揮したり、特産物なども注目を集めるようになっている点も見逃せない。

調べてみると、仕掛人はそうそうたるメンバー(二人?)で、全然ユルくない。高校野球にメジャーリーガーが参加するようなものかも。

2012年2月8日水曜日

25年ぶり?

2/feb/2012 14:25
小学生のときの修学旅行以来(!!)となる京都国立博物館。イメージではもっと広大なところだったんだけど。

2012年1月26日木曜日

「スポーツを見るもの語る者~フモフモコラム」があまりに素晴らしい件。

昨年の夏頃、何かの拍子に出会ってしまった、「歪んだ」視点のスポーツブログ。とにかく素晴しい。

何と言っても押さえているジャンルの幅広さがスゴい。サッカー、野球といったメジャーどころから、大相撲、陸上、バレー、卓球、ラグビーなどあらゆる競技が網羅されている。

「短く簡潔に」という原則の対極にあるような、ネタ満載、無駄な装飾とパターンに溢れた、かなりボリュームある記事の更新頻度は、二日に一度以上。

これまでリアルタイムに読んだ記事の中で、僕のお気に入りは

  • 9/16 夢の4年連続90敗にひた走る横浜ベイスターズがやっと本調子になってきた件。
  • 9/25 澤穂希さんが何故「猿の惑星」のイベントに呼ばれたのか、理由を考えるの巻。
  • 10/24 西武・中村剛也が「クレヨンしんちゃん」に出演し、棒読王のタイトル獲得の巻。
  • 11/9 NHK杯フィギュアのサイトを見て、サイト制作には大金が必要だと感じた件。
  • 12/7 【雑談】有名サッカーライター・宇都宮徹壱氏のユーストリームに出演した件。
  • 12/31 大晦日ということで、2011年を期待ハズレだった記事とともに振り返るの巻。
  • 1/24 「JUNON」3月号付録の内田篤人さん添い寝ポスターがかなり使えた件。

どんな記事からも、作者「フモフモ」氏のスポーツに対する愛情の深さが伝わってくる。明らかに天才。コメント欄の面白さも秀逸。

2012年1月18日水曜日

広告「奈良市観光協会: 奈良大和路キャンペーン」

駅で見かけたポスター。
鼻先に雪、頭飾りに椿をつけた鹿が、まっすぐにこちらを見つめる。

コピーは、

「いっしょなら、あったかいね。(・・・と、光明皇后が詠まれました)

というもの。元歌は、光明皇后の

「わが背子と 二人見ませば 幾許か この降る雪の うれしからまし」

なんだとか。いいセンスしてる。なんだかJ-POPのようだ。

これに続くのが、頭飾りのマーガレット・バージョン。

こちらのコピーは、

「ヤバいほど、好きよ。(・・・と、大伴坂上郎女が詠まれました)

で、元歌は、

「恋ひ恋ひて 逢える時だに 愛しき 言尽くしてよ 長くと思はば」

らしい。これも悪くない。