2009年5月25日月曜日

映画「ロード・トゥ・ルーベ」

久々の自転車映画。しかも、あの「パリ-ルーベ」を描いたドキュメンタリーと聞けば、行かないわけにはいかない。公開初日、三船雅彦とJ-SPORTS谷口広明のトークショーが行われた回を観に行った。

ドキュメンタリーで、全編が選手をはじめとする関係者のコメントだけで構成されており、ナレーションやレースの概要説明などは一切なしの71分、アメリカ映画。

普通の人が観て、一体どういう感想を持つのか気になるところではあるが、自転車好きとしてはちょっと辛い。全てコメントで、しかもそのほとんどが、「どれだけ過酷か」と「どれだけ石畳が辛いか」だけ、というのはいかがなものだろう。一応、フライヤーには、「2007年のレースを追う」とあるが、それもほとんどない。トークショーがなかったら、あの内容で1,500円を払う気にはなれない。

例えば、コースレイアウトだとか、過酷さをデータ的に表現するといったような、もう少しいろいろな角度からの表現が欲しかったと思う。これで作品として世に出てしまうところに、スポーツとしての自転車のマイナーさが出ているような気がする。

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