2009年8月11日火曜日

8.9大阪

今年も行ってしまいました、サマソニ大阪。荒れた天気がフェスにはつきものとはいえ、いきなり台風が出現するとは辛い。

今年は、観た順に:

1.) The All-American Rejects

いきなりだけど、これが僕にとって今年のベスト・アクト。Gives You Hellくらいしかロクに知らなかったけど、演奏はタイトだし、声は良いし、ステージングもキレてるし、フェスはこうあるべしという感じ。イギー・ポップ風に上半身裸で踊りまくり、MCでフォーレターワードを連発するヴォーカルが良かった。アルバムを改めて聴いてみるとパワーポップにしか聴こえないけど、間違いなくロックでした。PA的にも、不思議とオーシャン・ステージの音は、この時が一番良かったような気が・・・。

2.) Natty

お次はパーク・ステージへ。パフォーマンスは悪くないし、一曲一曲もそれなりだとは思うんだけど、ずっと観ていると辛い。僕はそこまでジャマイカンじゃないらしい。

3.) Placebo

時間的にも空いているし、観とこうかなくらいの感じだったのだが、あえなく中止。

4.) Joan Jett And The Blackhearts

そして山の上へ。思っていたより悪くない。演奏は堅実だし、Joan Jett自体も抑えた感じがクールだ。但し、エキサイトメントはない。

5.) Hoobastank

んー。一番評価に困るのがこの人たちかも。演奏は悪くないんだけど、なにかこう、訴えてくるものがなかった。ヴォーカルなのかなあ。

6.) The Ting Tings

2年目にして初の屋内会場、ソニック・ステージへ。割に広い場内は、結構埋まっていたけど、雨脚が強まっていたことも関係していたと思う。正直に言って、僕はこの人たちをぜんぜん評価していない。1曲も聴ききらずに再び外へ。

7.) Elvis Costello and The Imposters

この日のセカンドベストはコステロ御大。この後のThe Specialsも悪くなかったけど、今を生きている音楽という意味では完全にこちらのほうが一枚上手。あのちょっと陰気な「コステロ節」が聴ければいいや、くらいに思っていたのだが、演奏の緊張感やサウンドに対するこだわりみたいなものが感じられる素晴らしいステージ。やっぱりこのおっさん、尋常じゃない。ジャケット姿とクールなMCがイギリス人っぽいと言えるかも。しかし、このときが一番天候的にはきつかった。山の上だったし。

8.) Tom Tom Club

んー、評価しづらい人たち・その2。おバカなパーティーバンドとしてみれば、悪くないんだろうけど、ちょっとふざけがすぎるかなあ。この後に、The Specialsを観たのがさらに印象を悪くしている要因かもしれない。

9.) The Specials

告白します。僕は今回、この日に行けることになって初めて、The Specailsをまともに聴きました。ホントみんな、よく知ってるよなあ。音楽的には、結構ストライクに近いところだし、時代的にもこれは格好良い音だと思う。ステージも、黒白のツインボーカルにホーン隊と、楽しさ満載。やっぱり曲が良くできている。ただ、どうしても過去に生きている人たち、という印象が拭いきれなかった。

10.) Linkin Park

こちらも告白。The Specialsよりは知ってたけど、まったく思い入れもなかったし、まともに聴いたことがなかった。しかし、この日の会場でも、彼らのTシャツを着ている人が多分、最も多かったと思う。ステージをしばらく見て納得。僕でさえ、ほとんどの曲を知っている。そして、割とキワモノ的印象を持っていた音楽性も、DJあり、ラップ(ライミング?)あり、サンプラーあり、ラウドロック的要素もあれば、ハイトーンヴォイスのヴォーカルを活かした曲、ピアノを活かした曲もあるという、現代音楽の要素の集大成みたいな感じとでも言えば良いだろうか。これは流行るわなあ、と思ってしまった。

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