2009年10月7日水曜日

KWMF2009

2度目のかわちながの世界民族音楽祭。

毎回そのセレクションと言うか、ラインナップには脱帽してしまうけど、今回も凄い。

クラブジャズ系のNew Cool Collectiveに、親指ピアノのサカキマンゴー、関西サルサのBanda Libreに、大阪の誇る世界ののこぎり奏者サキタハヂメ。そんな中で今回僕が観たのは、NCCとサキタハヂメの2組。

まずはサキタハヂメ。どうもキワモノ的見方をされてしまう気がするサキタ氏だけど、彼のソングライティング能力はなかなか素晴らしい。確かにオーディエンスを飽きさせないためには、オリジナル以外の曲も演らなくてはいけないのだろうけど、全てオリジナルで構成して欲しいと思ってしまう。また、実際にのこぎりに触れてみないと、彼の演奏技術がいかに凄まじいかが伝わりにくい、というのも辛いところかもしれない。今回のセットでは、半分以上がオリジナルという構成。但し、楽器の特性上というか、エキサイトメントみたいなものは、なかなか感じられない。

そして、NCC。今回はアンコールで地元高校吹奏楽部との共演があり、それがなかなか微笑ましくて良かった。勿論高校生にはかけがえのない体験になったことだろうけど、クラブジャズ系でありながら、こういうオーケストレーションというか、ビッグバンド的アレンジができてしまうというのは珍しいのではないか。また、高校生が参加しているということで、その保護者や友人といった地元に密着した幅広い年齢層のオーディエンスが訪れていたことが、会場の雰囲気をさらに素晴らしくしていたように思う。勿論バンドの演奏も良かったけど。

もう少し行きやすかったらさらに良いのだけどなあ。

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