2009年7月19日日曜日

エル礼賛

南港にある「セルフ食堂/喫茶 エル」なる店にハマっている。ここ数年で一番のヒットといえるかもしれない。

何より営業時間がシブい。朝6時から昼2時までという、港湾関係者のみにターゲットを絞った潔さ。そして客層は、少なくとも9割以上男。これまでに少なくとも10回以上訪れているが、女性客を見かけたのは一度きり。硬派である。

おっと、忘れそうだったが味も勿論悪くない(カレー除く)。産地表示をしっかりしているあたりが2009年式なんだろう。男性客が多いこともあってか、量は多め。店内は清潔で、厨房のおばちゃん集団も程よい愛想良さ。店内中央に置かれたコンテナ船など港湾関係のレゴがベイエリア感を演出している。

朝ごはん用に使うのが一番オシャレかもしれない。少なくともここがあれば、吉牛とかで朝定を食べる気はしない。

2009年7月15日水曜日

映画「ミウの歌 ~Love of Siam~」

タイ映画にはあまり良い印象を持っていなかったけど、これはなかなか面白い。

ストーリーは、幼なじみの少年二人が高校生になってバンコクで再会。それぞれに思春期らしい問題を抱えながら、旧交を温めるうちに、急速に親しくなり恋人のようになっていく、というもの。

ある意味、「らしい」映画だが、この映画の面白いところは、主人公の二人だけでなく、全ての主要な登場人物がそれぞれに孤独を抱え、何らかの形で愛を求めているというところ。特に家族に関わるところが、若干型にはまりすぎているとはいえ、悪くない。

映像も全篇を通じてなかなかに洒落ている。さすがに少年二人のキスシーンには目をそむけてしまったけど。

2009年7月14日火曜日

コメント

しばらく前の話。

たまたま手に取った、映画「ウルトラミラクルラブストーリー」なる映画のパンフレットには、有名人のコメントが列挙されていた。批評家・映画評論家・映画監督・小説家などなど。そんな中で、ひときわ僕の目をひいたのが千原ジュニアのコメント。以下引用:

『150字程度でコメントを頼まれました。そんなに要らない。5文字で足りる。「オモシロイ」。』

新しい言いまわしではないけれど、良くできていると思う。特に後半のテンポが素晴らしい。

芸人としての千原兄弟とか千原ジュニアが特に好きなわけじゃないけど、この短い文章には、芸人としての言葉に対する勘の良さみたいなものが出ているように思う。

2009年7月9日木曜日

映画「カンフーシェフ」

全然期待せずに観たが、悪くない。良い意味でベタなカンフー映画。

サモ・ハン・キンポーもヴァネス・ウーもめちゃくちゃ良くはないけど、脚本が良いのかもしれない(残念ながら、日本代表・加護ちゃんは微妙)。あと料理っていうのが中華らしくもあり、イマドキっぽさもあって題材としては良かったように思う。

比べちゃ悪いが「カンフーダンク」なんかよりはよっぽど面白い。

2009年7月8日水曜日

歴史的快挙

アラシロ君が凄いことをやり遂げた。ツール初出場にして、第2ステージでゴールスプリントの末の5位入賞。驚くほどに一般メディアでは騒がれていないけど、これは本当に凄いことだと思う。

第2ステージという誰も疲れていない、誰も傷んでいない、気合の入りまくったフルメンバーの中で、ということの意味は大きい(スプリント前にクラッシュはあったにせよ)。スプリントそのものもだけど、チーム内でアシストを得られる地位にいるということにも意味がある。

出来の良いトレインさえ組んでもらえれば(この日のブイグテレコムのように)、日本人選手でもステージを制することができる。そんな夢を見せてくれるステージだった。

TV画面でリザルトに名前が出たときには、なぜか涙が出てしまった。歳くって涙腺が緩んでいるとはいえ、ちょっと気持ち悪い。