- Wild Thing / X (サントラ)
- Sweet Caroline / Neil Diamond (H)
- Y.M.C.A. / Village People (コンピ)
- Theme From New York, New York / Frank Sinatra (H)
2008年6月17日火曜日
2008「メジャー」ソング覚書
書籍「震度0 / 横山秀夫」(朝日文庫)
父から送られてきた本の一冊。まず自分からは手を伸ばさない類の本ではある。
慣れないタイプの本なので、読みかけて数ページで何度か挫折したが、4分の1ほど読んだ辺りから止まらなくなった。
ストーリーは、阪神大震災の早朝に始まる。舞台は、兵庫から数百キロ離れたとある県の警察本部。次第に被害の状況が明らかになり、応援の部隊を送るべく準備が始まる中、県警の一人の課長が行方不明となっていることが明らかになる。人望も厚く、仕事も堅実だったその人物の行方をめぐり、県警内部の、そして6人の幹部部長の、様々な思惑が絡み合い、そして彼らの夫人をも巻き込んで、事件は様々な側面を見せていく・・・というもの。
面白いのは、この本、警察を題材としているのに、現場の描写が全く無い、というところ。舞台は警察内部か、幹部公舎のみ。そして、6人の部長のキャラが立っていて飽きさせない。映画というよりは、舞台化したら面白そうだ。
ただ、最近こうした本ばかり読んでいるからかもしれないが、例え小説とはいえ、あまりにも硬直化した官僚機構の描写は、いささか気分の悪さも残る。当然取材もしているだろうから、完全なフィクションとは言えないところもあるだろうし。
慣れないタイプの本なので、読みかけて数ページで何度か挫折したが、4分の1ほど読んだ辺りから止まらなくなった。
ストーリーは、阪神大震災の早朝に始まる。舞台は、兵庫から数百キロ離れたとある県の警察本部。次第に被害の状況が明らかになり、応援の部隊を送るべく準備が始まる中、県警の一人の課長が行方不明となっていることが明らかになる。人望も厚く、仕事も堅実だったその人物の行方をめぐり、県警内部の、そして6人の幹部部長の、様々な思惑が絡み合い、そして彼らの夫人をも巻き込んで、事件は様々な側面を見せていく・・・というもの。
面白いのは、この本、警察を題材としているのに、現場の描写が全く無い、というところ。舞台は警察内部か、幹部公舎のみ。そして、6人の部長のキャラが立っていて飽きさせない。映画というよりは、舞台化したら面白そうだ。
ただ、最近こうした本ばかり読んでいるからかもしれないが、例え小説とはいえ、あまりにも硬直化した官僚機構の描写は、いささか気分の悪さも残る。当然取材もしているだろうから、完全なフィクションとは言えないところもあるだろうし。
ラベル:
book
2008年6月15日日曜日
2008年6月14日土曜日
書籍「闇の子供たち/梁石日」(幻冬舎文庫)
なんだか幻冬舎の本ばかり読んでいる気がする。
梁石日の本を読むのは初めてだったが、悪くないと思う。幼児売春の描写などはかなり生々しく、えげつないところもあるが、一気に読んでしまった。
本書で興味深い点は二つ。まずは、幼児売春や臓器売買などの問題で、その残酷さを叫ぶのは簡単だが、買う人がいるから売る人がいるという現状。そして買う人は、日本をはじめ先進国といわれる国から来ること。もう一つは、日本人の持つ土壇場での日和見主義。そして先進国と言われる国に生きているというエゴ。
確かに、幼児売春や臓器売買などを正面から描き、解決を目指した内容ではないが、ポイントとしては興味深いと思う。
梁石日の本を読むのは初めてだったが、悪くないと思う。幼児売春の描写などはかなり生々しく、えげつないところもあるが、一気に読んでしまった。
本書で興味深い点は二つ。まずは、幼児売春や臓器売買などの問題で、その残酷さを叫ぶのは簡単だが、買う人がいるから売る人がいるという現状。そして買う人は、日本をはじめ先進国といわれる国から来ること。もう一つは、日本人の持つ土壇場での日和見主義。そして先進国と言われる国に生きているというエゴ。
確かに、幼児売春や臓器売買などを正面から描き、解決を目指した内容ではないが、ポイントとしては興味深いと思う。
ラベル:
book
2008年6月8日日曜日
2008「雨」ソング覚書: 中国篇
- 雨声 / 庭竹 (1909)
- 雨人 / 周華健 (1831)
- 下雨 / 李宇春 (1869)
- 流星雨 / F4
- 過雲雨 / 張敬軒 (1830)
- 暴風雨 / 蔡孟臻 (1975)
- 淋雨中 / 林宇中 (1905)
- 雨季中 / elva (1290)
- 風雨同路 / 何韻詩 (1647)
- 幾許風雨 / 陳奕迅 (1647)
2008年6月6日金曜日
書籍「反転 闇社会の守護神と呼ばれて / 田中森一」(幻冬舎)
検察庁で特捜部検事を務めた後、闇社会の弁護士となった著者の自叙伝。
全体として、それなりに正直には書かれていると思う。新聞報道などに比べれば信憑性もそれなりにあるのではないかという気がする。
特に本書の前半部、生い立ちから検事時代について書かれた部分では、そのまっすぐで強い生き方に感服してしまう。また、司法や検察の仕組み、裏側などがよくわかり興味深い。
ただ、本書の中心となるのは、バブル全盛期を過ごした弁護士時代の記述だろう(ページ数的にも)。
著者はバブル時代の社会的なあり方、自分の行ったことを間違っていた、とは言いつつも、全体としては肯定しているように思える。これは、僕が思うに、バブルでそれなりに成功を収めた人に共通するものの見方だ。エスタブリッシュメントに対するアウトローを助ける存在でありたいとは言いつつ、アウトローとして話に登場するのはやくざ(もしくは、やくざまがいの企業家や、総会屋、仕手筋)か政治家のみだ。市井の人を描いても面白くないから掲載していないだけなのかもしれないが、結局のところ、アウトローと言っても金か権力を持っている人のみを指しているように思える。
僕はこうした著者のような考え方をした人や、これをありがたがって読む人の存在が、所謂、闇社会の存在ややり方を肯定することにつながり、日本という国のシステムが病む原因の一つになっていると思うのだが、いかがなものだろう。
全体として、それなりに正直には書かれていると思う。新聞報道などに比べれば信憑性もそれなりにあるのではないかという気がする。
特に本書の前半部、生い立ちから検事時代について書かれた部分では、そのまっすぐで強い生き方に感服してしまう。また、司法や検察の仕組み、裏側などがよくわかり興味深い。
ただ、本書の中心となるのは、バブル全盛期を過ごした弁護士時代の記述だろう(ページ数的にも)。
著者はバブル時代の社会的なあり方、自分の行ったことを間違っていた、とは言いつつも、全体としては肯定しているように思える。これは、僕が思うに、バブルでそれなりに成功を収めた人に共通するものの見方だ。エスタブリッシュメントに対するアウトローを助ける存在でありたいとは言いつつ、アウトローとして話に登場するのはやくざ(もしくは、やくざまがいの企業家や、総会屋、仕手筋)か政治家のみだ。市井の人を描いても面白くないから掲載していないだけなのかもしれないが、結局のところ、アウトローと言っても金か権力を持っている人のみを指しているように思える。
僕はこうした著者のような考え方をした人や、これをありがたがって読む人の存在が、所謂、闇社会の存在ややり方を肯定することにつながり、日本という国のシステムが病む原因の一つになっていると思うのだが、いかがなものだろう。
ラベル:
book
2008年6月4日水曜日
2008年6月1日日曜日
ウェサックまつり参戦
ちょっとした縁で、スリランカの仏教行事に参加させてもらった。
小さなお寺でひっそりと行われた行事だったが、スリランカの若い人たちが、関西各地からこうした仏教行事に参加し、お坊さんの話に真摯に耳を傾け、行事の運営を手伝う姿を見るのは良いものだ。
ふるまって頂いた料理もおいしかったが、それ以上に集まっていた人々の柔らかさ、優しさが印象的だった。
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