「白紙だったのでは?」という騒動で話題になった赤塚不二夫葬儀でのタモリの弔辞。ちょっと遅くなったけど、その全文を読んで思ったことなど。
何はともあれ内容が素晴しい。僕は故赤塚不二夫氏にも、タモリにも特に思い入れはない。だが、この弔辞は出色の出来だ。全文を読んで、ゾクッとしてしまった。
こんなことをするのは野暮だが、構成をみてみよう:
訃報に接して
↓
自分達世代にとっての故人の存在
↓
出会い①
↓
出会い②(①に重ねて)
↓
教えてもらったこと
↓
性格①
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性格②(①と反対)
↓
存在
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思い出①
↓
人生観「これでいいのだ」
↓
思い出②
↓
今、弔辞をどう見ているか?
↓
締め(お礼)
↓
結び
という構成なのだが、特に最後の部分、生前にお礼というものを言ったことがなかったというタモリが、故赤塚氏にお礼を述べるくだりと、結びの、私もあなたの作品の一つ、というフレーズがぐっとくる。
白紙であってもなくてもどうでも良いくらい、素晴しい内容だと思う。
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