まさか、続編が出るとは・・・という驚愕の一冊。96年に出た「これは恋ではない」は僕の大好きな一冊だ。
取り敢えず一通り読み終えて思ったのは、やっぱり小西康陽もそれなりに歳をとったんだなあ、ということ。「これは・・・」のときに僕が感じた純粋さとか潔癖さみたいなものは、若干薄れてそれなりに俗っぽくなっている。例えば、人の悪口みたいなものを書くようになったりとか、エロティックなことも書くようになったりとか。
ただまあ、それはそれで、人間らしさが感じられて良い、という見方もできると思う。ネタばらし的な文章も多いのでじっくり楽しめそうだ。
相変わらずデザインなどトータルで凝りまくっているところも良い。今回はカラーも多くて、アルバムジャケットの紹介も絶好調な感じ。ブックカバーを外した時には、にやりとしてしまった。
何年かかけて拾い読みしていくうちに、また新たな感想を持つようになりそうな一冊。
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