2011年10月26日水曜日

映画「新世界の夜明け」

中国系マレーシア人の林家威(リム・カーワイ)監督による、大阪の新世界を舞台にした作品。

現代アジアの微妙なバランスというか、ボーダーレスな感じがとても良い。

爆発的な発展を遂げる中国・北京と、停滞を続ける日本の中でも更に時が止まったかのような大阪・新世界が対照的に描かれる。

ストーリー:

北京の若い女の子「ココ」は、経済的に豊かな環境に育った今どきの女の子。 「ココ」は仕事で忙しい彼氏の元を飛び出し、ビジネスクラスの飛行機で日本の大阪に向かう。最高のクリスマスを過ごすはずが、友人に紹介されて辿り着いた先は、新世界にある1泊1,200円のゲストハウス。ゲストハウスの2代目経営者「マサノブ」と出会い、 持っていたイメージと全く違う「日本」や、知られざる「中国」と新世界で遭遇する 「ココ」。最初は全く心を閉ざしていた「ココ」と新世界の人々は、次第に心を開いていく・・・。

日本は今や決してアジアで最も豊かなわけでも、最も発展しているわけでもない。でも、だからといって、悲観的になりすぎる必要もない。そんなことを感じさせる映画。

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