2008年1月4日金曜日

TVCM「KEIRIN: 9ways」

僕がこのCMを良いと思うのは、単に自転車が好きだからというだけの理由ではない(と思う。確かに、ピストバイクが整然と街の中を走る姿は単純に美しいと思うけど)。

CMの内容はこうだ。

朝焼けの街をピストバイクで走る、スーツ姿のサラリーマン。そこへ魚屋、タクシーの運転手、普通の若者などが、一人、また一人と加わってくる。整然と隊列を組んで走っていると、ジャンが鳴り響き、一群は競技場の中へ。そしてスプリントが開始される。「勝つのは、誰だ」「勝利とは、何だ」というフレーズが挿入され、様々な思惑が渦巻く中、ゴールの瞬間を迎えてCMは終わる。

僕がこのCMを素晴しいと思うのは、様々な年代や、様々な出身地の選手が、それぞれに思惑を持って、互いに駆け引きをする、競輪という競技を非常によく象徴しているからだ。

全体に漂う硬派な雰囲気も良い。HPではそれぞれの選手のバックグラウンド、というか生い立ちまで設定されており、かなり細部にわたって作り込まれていることがわかる。

この格好良さはどれだけの人に伝わっているのだろう?

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