これは事件だ。
この作品だけでもかなりの完成度だとは思うけど、これまでの王若琳と言えば、「台湾のノラ・ジョーンズ」などと呼ばれる少しスモーキーな歌声が特徴の、ちょっとオシャレ系華流シンガーだったのだが、この3rdアルバムではその面影は全くない。
ロジャー・ジョセフ・マニングJr.がサウンド・デザイナー兼アレンジャーとして参加しているということだが、モロにそんな音作り。全曲英語で、発音も全く違和感がないから、初めて聴いた人はまさか台湾のシンガーとは思わないだろう。
アルバムコンセプト、アートワークもここまで徹底すると見事の一言。まあ、好きかと言われると微妙なところはあるけれど、これはひょっとしたらひょっとするかもしれない。
そんな可能性を感じさせる一枚。
0 件のコメント:
コメントを投稿