2008年4月22日火曜日

アドニス号

久々に自転車に乗った。
勿論、ママチャリではない。

つくづく思うのだが、サイズに合った、よく整備されている自転車に乗るということは、本当に気持ちの良いことだ。走っていて気持ち良い、というあの感じは、僕は少なくとも車やバイクでは感じたことがない。全身で走っている喜びを感じる、とでも言えば良いだろうか。

しばらく自転車から遠ざかっていたのは、しばらく前に買ったスーパーカブの90カスタムに、「乗らなくては!」というノルマを感じていたことによるものだ。カブは間違いなく世界の名車だと思う。飽きのこない完成されたデザインと、そのずば抜けた燃費を叩き出すエンジンは本当に素晴しいと思う。それに、駐車場や渋滞を気にすることなくちょっと離れたところに行けるというのはやっぱり便利ではある。

だが、残念なことに乗っていて喜びを感じることは、なかった。

路面を滑るように走る自転車の快感は、ちょっとほかの乗り物では味わえない、特別なものだと思う。

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