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2012年12月6日木曜日

坂本龍一@NHK大阪ホール

坂本龍一を観た。「1996」以来、16年振りというアルバム「Three」に伴うもので、ツアーは野洲に続いて2日目。

失礼を承知で書かせてもらうと、坂本龍一のピアノって技術的には「世界の」ってほどでもないんじゃないかと思う。でも、一音一音に気持ちが込められていることが感じられる。そんなピアノだった。トリオの演奏を引っ張っていく姿は、指揮者か音楽監督のようですらある。

ステージのセットは、倉庫というかバックステージ風で、照明は剥き出し、脚立があったり、柱が台車に積まれていたりするというユニークなもの。

セットリストは以下の通り(アンコールあたりは微妙):
  1. kizunaworld
  2. happy end
  3. 美貌の青空
  4. a flower is not a flower
  5. seven samurai
  6. tango
  7. shizen no koe
  8. (piano solo)
  9. still life in A
  10. merry christmas mr. lawrence
  11. ichimei
  12. last emperor
  13. 1919
  14. yae no sakura(encore)
  15. theme for yae(encore)
  16. parolibre(encore)
  17. (piano solo) 
最初は少し演奏がばらけていたような気がしたものの、5-6曲目あたりからは圧巻の一体感。選曲は「1996」から5曲。「1996」はお金のない学生時代に買って、よく聴いていたアルバムだったので嬉しかった。

このトリオも素晴らしいけど、morelenbaum2/sakamotoも復活して欲しいなあ。

2012年11月7日水曜日

纐纈歩美@Billboard Live Osaka

観ることができたのは、5日の1stステージ。入りは残念ながら5-6割といったところ。

バックバンドは、ピアノとベースとドラム。メンバー全員がニューアルバムのレコーディングメンバーで北欧から。 ドラムスの少し変わった音使いが面白い。

明るめの曲か、もう少し素人でもわかるベタ曲が欲しいなあ、と思っていたところに、アンコールはモンク。これはこ のバンドに良く合っていたと思う。ショートな髪型と、愛想のないMCも悪くなかった。 エンジンがかかってきた後半が良かった。

以下がセットリスト:

With May...(original)
Two Not One...(L.Toristano)
Kayu...(original)
Berkshire Blues...(R.Weston)
Bewitched...(R.Rogers)
Diversity...(original)
**** encore ***
Rhythm-A-Ning...(T.Monk)

2012年9月4日火曜日

Summer Sonic 2012 Osaka

3年ぶりのサマソニ。今年は日曜日のみ。

①The Vaccines
若者向けパンクロック。フェス向きで悪くない。グリーンデイが大人全世代向けとしたら、こちらは今を活きるティーン向け、といった趣向。 

②St.Vincent
エレクトロ・パンク。全く前知識・期待なしで観に行ったのだが、少しユーモラスでキレ気味のパフォーマンスも含め格好良い。屋外ではなくクラブな感じ。飽きさせない。

③SiM
出てる音はタイトなのに、臨場感が感じられない。パフォーマンスも派手で見た目は悪くないんだけど。ヴォーカルがほとんど聴こえなかったのも残念。

④Death Cab For Cutie
意外に堅実でオーソドックス。悪くない。

⑤Gotye
いきなり叩きながらの登場。一番映像にもこだわっていたかも。変態的ポップメイカー。"Somebody That I Used To Know"もその他の曲と並べて聴くと「なるほど」、という感じ。身体が動き出す音楽。

⑥SKA SKA CLUB
関東ノリが新鮮。キャリアのせいか、安心のパフォーマンス。悪くはないが、スカじゃない。

⑦Green Day
さすが。前半1時間弱しか観てないが、フェスバンドの面目躍如といったところか。間の取り方、煽り方が完成されてる。僕ですら何だかんだ言って、半分以上の曲を知っている。好き嫌いを超越している感。

⑧Adam Lambert
ステージは既に二つ終わっていたはずなのに、同じ会場の前二組より寂しい客の入り。声は出てたし、パフォーマンスも悪くはなかったんだけど、30分で外に出てしまう。

・・・というわけで、今年の僕のベスト・アクトは、GotyeとSt.Vincent。これまでの例でいくと、僕がベスト・アクトに選んだアーティストはその後、あまり伸びないんだけど・・・。

2011年4月15日金曜日

伍芳@兵庫県立芸術文化センター小ホール

中国古筝奏者・伍芳のデビュー15周年レコ発ライブ。

素晴らしい会場とプロダクション。パーカッションとギターとピアノのバックも良い。

僕にとってこの人の凄さは、選曲と作曲、アレンジのセンスにある(古筝奏者としての評価ができるほど詳しくない)。

オーソドックスな伝統音楽ファンがどう感じるのか気になるところではあるけど、素直にパッションあふれる格好良いワールドミュージックだと思う。

セットリストは、9割が新作「神戸チャイナ倶楽部」から。良かったのは、前半では「上海スマイル」と「My Passion」。後半では「康定情歌」「戦台風」「祝福」、アンコールの「彩虹橋」。

2010年7月25日日曜日

WeiWei Wuu@ビルボードライブ大阪

初の生二胡は、WeiWei Wuuのビルボード公演。因みに僕が観たのは、7月21日の1stステージ。まさか立って演奏するとは思わなかった。

曲目は、レコ発ということもあって、ニューアルバムからのものが中心。"ヴォラーレ"で幕を明け、新作のタイトル曲"Back to the・・・"で本編終了。アンコールは、"再会の記憶"という構成。

オリジナル曲の出来もかなり良かったけど、驚いたのはカヴァー。特にラテンの"ヴォラーレ"、ピアソラの"リベルタンゴ"といった曲のハマり具合は抜群だったように思う。

2009年10月7日水曜日

KWMF2009

2度目のかわちながの世界民族音楽祭。

毎回そのセレクションと言うか、ラインナップには脱帽してしまうけど、今回も凄い。

クラブジャズ系のNew Cool Collectiveに、親指ピアノのサカキマンゴー、関西サルサのBanda Libreに、大阪の誇る世界ののこぎり奏者サキタハヂメ。そんな中で今回僕が観たのは、NCCとサキタハヂメの2組。

まずはサキタハヂメ。どうもキワモノ的見方をされてしまう気がするサキタ氏だけど、彼のソングライティング能力はなかなか素晴らしい。確かにオーディエンスを飽きさせないためには、オリジナル以外の曲も演らなくてはいけないのだろうけど、全てオリジナルで構成して欲しいと思ってしまう。また、実際にのこぎりに触れてみないと、彼の演奏技術がいかに凄まじいかが伝わりにくい、というのも辛いところかもしれない。今回のセットでは、半分以上がオリジナルという構成。但し、楽器の特性上というか、エキサイトメントみたいなものは、なかなか感じられない。

そして、NCC。今回はアンコールで地元高校吹奏楽部との共演があり、それがなかなか微笑ましくて良かった。勿論高校生にはかけがえのない体験になったことだろうけど、クラブジャズ系でありながら、こういうオーケストレーションというか、ビッグバンド的アレンジができてしまうというのは珍しいのではないか。また、高校生が参加しているということで、その保護者や友人といった地元に密着した幅広い年齢層のオーディエンスが訪れていたことが、会場の雰囲気をさらに素晴らしくしていたように思う。勿論バンドの演奏も良かったけど。

もう少し行きやすかったらさらに良いのだけどなあ。

2009年8月11日火曜日

8.9大阪

今年も行ってしまいました、サマソニ大阪。荒れた天気がフェスにはつきものとはいえ、いきなり台風が出現するとは辛い。

今年は、観た順に:

1.) The All-American Rejects

いきなりだけど、これが僕にとって今年のベスト・アクト。Gives You Hellくらいしかロクに知らなかったけど、演奏はタイトだし、声は良いし、ステージングもキレてるし、フェスはこうあるべしという感じ。イギー・ポップ風に上半身裸で踊りまくり、MCでフォーレターワードを連発するヴォーカルが良かった。アルバムを改めて聴いてみるとパワーポップにしか聴こえないけど、間違いなくロックでした。PA的にも、不思議とオーシャン・ステージの音は、この時が一番良かったような気が・・・。

2.) Natty

お次はパーク・ステージへ。パフォーマンスは悪くないし、一曲一曲もそれなりだとは思うんだけど、ずっと観ていると辛い。僕はそこまでジャマイカンじゃないらしい。

3.) Placebo

時間的にも空いているし、観とこうかなくらいの感じだったのだが、あえなく中止。

4.) Joan Jett And The Blackhearts

そして山の上へ。思っていたより悪くない。演奏は堅実だし、Joan Jett自体も抑えた感じがクールだ。但し、エキサイトメントはない。

5.) Hoobastank

んー。一番評価に困るのがこの人たちかも。演奏は悪くないんだけど、なにかこう、訴えてくるものがなかった。ヴォーカルなのかなあ。

6.) The Ting Tings

2年目にして初の屋内会場、ソニック・ステージへ。割に広い場内は、結構埋まっていたけど、雨脚が強まっていたことも関係していたと思う。正直に言って、僕はこの人たちをぜんぜん評価していない。1曲も聴ききらずに再び外へ。

7.) Elvis Costello and The Imposters

この日のセカンドベストはコステロ御大。この後のThe Specialsも悪くなかったけど、今を生きている音楽という意味では完全にこちらのほうが一枚上手。あのちょっと陰気な「コステロ節」が聴ければいいや、くらいに思っていたのだが、演奏の緊張感やサウンドに対するこだわりみたいなものが感じられる素晴らしいステージ。やっぱりこのおっさん、尋常じゃない。ジャケット姿とクールなMCがイギリス人っぽいと言えるかも。しかし、このときが一番天候的にはきつかった。山の上だったし。

8.) Tom Tom Club

んー、評価しづらい人たち・その2。おバカなパーティーバンドとしてみれば、悪くないんだろうけど、ちょっとふざけがすぎるかなあ。この後に、The Specialsを観たのがさらに印象を悪くしている要因かもしれない。

9.) The Specials

告白します。僕は今回、この日に行けることになって初めて、The Specailsをまともに聴きました。ホントみんな、よく知ってるよなあ。音楽的には、結構ストライクに近いところだし、時代的にもこれは格好良い音だと思う。ステージも、黒白のツインボーカルにホーン隊と、楽しさ満載。やっぱり曲が良くできている。ただ、どうしても過去に生きている人たち、という印象が拭いきれなかった。

10.) Linkin Park

こちらも告白。The Specialsよりは知ってたけど、まったく思い入れもなかったし、まともに聴いたことがなかった。しかし、この日の会場でも、彼らのTシャツを着ている人が多分、最も多かったと思う。ステージをしばらく見て納得。僕でさえ、ほとんどの曲を知っている。そして、割とキワモノ的印象を持っていた音楽性も、DJあり、ラップ(ライミング?)あり、サンプラーあり、ラウドロック的要素もあれば、ハイトーンヴォイスのヴォーカルを活かした曲、ピアノを活かした曲もあるという、現代音楽の要素の集大成みたいな感じとでも言えば良いだろうか。これは流行るわなあ、と思ってしまった。

2008年11月25日火曜日

CHIBITE@宇治市文化センター

宇治市文化センターを侮ってはいけない。どこぞのHPに徒歩15分とあるが、登りの上に結構遠い。

まずは嫌らしくお金の話など。このコンサートは一律1,000円。仕事で遅れていった僕は、第2部のステージのみしか観ることができなかったが、それでもこの1,000円は安すぎると思えるくらい良かった。

以前にも書いたように、「In Bagamoyo・・・・・」というアルバムで、CHIBITEの音楽の素晴しさはわかっていたつもりだったけど、コンサートを観て間違いに気付いた。

実際のコンサートで観るCHIBITEは、CDの数倍素晴しい。ゴージャスともいえる見事な民族衣装、人並みはずれたダンス、超人的な発声、といった様々な要素の複合芸術だと思う。CDというのはあくまでその一面を見せているに過ぎない。

久々に音楽って素晴しいと感じたコンサートだった。学生のときにIMPで観たNOA以来の感動かも。

少なくとも宇治のような片田舎(失礼。昔住んでいたこともあって好きなんだけど)で、おっさん・おばはん相手にたったの1,000円でやるようなパフォーマンスではなかったと思う。もったいない限り。売り方の問題なのだろうか。とはいえ、伊丹の3,500円ってのも、裾野を広げるという意味では微妙かもしれないけど。

2008年9月6日土曜日

鯛祭2008大阪

昨年に続いて参戦。Grammyアーティストによるステージの印象など。

トップバッターは、Earn The Star。昨年に続いての登場だが、思わずぶっ飛んでしまう。鯛祭公式のHPには、「若手演歌歌手」なる紹介がされていて、昨年のステージを観た限りでは、「何でこんな紹介なの???」という感じだったのだが、ステージを観て納得。完全にスタイルが変っている。これは演歌だ。メシを食いながら聴いていたが、ステージングを観たいとは思わなかった。一体何があったのだろう。残念。

続いては、YAYA YING。資料にあった写真とは全然違った印象。スタイルも良いし、若くてかわいい。歌はPalmy(だったと思う)とかIceのカバーが一番盛り上がっていたのがご愛嬌と言ったところか。歌唱力的にも微妙と言えば微妙なところ。でもこれはこれで良いのだろう。ステージ映えはしていたと思う。徐々に客席も温まっていく。

お次は、Sua Thanapon。客席は一気にヒートアップ。見た目的には、長渕剛と内田裕也を足して二で割って小さくして人を良くした感じ、とでも言えば良いだろうか。地声が小さいのか、PA的にヴォーカルのレベルを下げすぎているのかして、ちょっと迫力的には物足りないが、曲がとても良くできている。観客がほとんど歌えるところが凄い。

トリは、Tik Shiro。全身黄緑の上下ジャケットというちょっと凄まじいステージ衣装が良く映えている。歌唱力は微妙だが、踊りが悪くない。ダサ格好良いとでも言えば良いだろうか。思わず観ていて引き込まれてしまう。マイクの持ち方にも変なこだわりがあったり、踊りの最中に髪をとかしたりと、小技も効いているように感じた。ブレークダンスや何かで、タイでは一世を風靡した存在とか。

昨年は、生バンドによる演奏だったのが、今年はカラオケになっていたのが残念。特に後半の二人は生バンド付きで観てみたかった。

昨年も感じたことだが、一体大阪のどこに、これだけのタイフリークが潜んでいたのかと思う。これで入場料150円は安い。

2008年8月10日日曜日

夏の衝撃波08

「ソニック」って何と訳すんだろう?

会場に着いたのは、午後5時前というやる気のなさ。ついて早々に同行者がビールを求めたので、オアシススペースへ。勿論僕はお茶。同行者はコロナが薄いと文句を言っている。飲みながら、取り敢えずBoom Boom Satellitesを観に丘の上に向かう。

ヨーロッパで人気を得たらしい、とか、テクノっぽいロックらしい、といった前評判のみで行ってみたが、なかなか悪くない。音が厚いように感じたが、今日びそんなものはどうにでもなりそうだという気もする。いまどきといえばいまどきの雰囲気。数曲を見終わったところで、一人丘の上を離れ、再びオアシスへ向かい、タバコを吸う。

スポンサーはマルボロ。一人でタバコを吸っているのに、キャンペーンの声をかけられないのはなぜだろう。散歩がてら公園舞台を通りかかると、SKINDREDが目に入るが、残念ながら好みじゃない。

そしてそのままメインの海舞台へ。Alicia Keysを待つこと約10分。ステージが始まる。格好が微妙にダサいが、歌は素晴しい。2曲目が印象的だった。中盤はちょっとダレたような気がしなくもないが、それはこちらの予習不足かも。もっとソウル寄りになってくれればと思う。アンコールでNo Oneは演ったが、Like You'll Never See Me Againは結局演らず、割とあっさり終わる。

海舞台を離れ、再びタバコを吸いにいくと、CAFÉ TACVBAのステージに尋常じゃない数の人が上がっているのが目に入る。しかも聴いたことのある曲だ。近づいてみると、恐ろしいほど客が集まっていない。同行者を探したが見つからないまま、ステージに見入る。出来は悪くない、というか、良い。微妙にスカした感じが格好良い。ヴォーカルのオリジナリティとユニークなダンス、そしてキーボードのサウンドが、他にはない色をつけている。フロントマン4人がドラムのリズムに合わせて楽器を持たずにダンスだけするってのもなかなか斬新だ。客の入りは最低だったが、この日の一番はCAFÉ TACVBAだろう。

CAFÉ TACVBAを途中で後にして、再び丘の上へ。Fatboyのステージは既に始まっていた。ステージの上には、DJテーブルとFatboyのみ。こういうDJステージを見るのは初めてだ。巨大なスクリーンの映像とシンクロしたサウンドは、現代音楽というのはこういうものかと思わせる。もろにおっさんの意見だな。一人でステージに立ち、数千人を踊らせるというのはどんな気分なんだろう。ツナギなどは勉強させてもらいました、という感じ。

COLDPLAY後でもシャトルバスは5-10分待ちで乗ることができた。ボランティアの皆さんに感謝。

2008年6月15日日曜日

緑部屋祭2008大阪


行ってまいりましたー。
今さらですが写真など。

見た中で良かったのは、
Rickie-G、東田トモヒロ、
Blue King Brownでしょうか。

2008年5月5日月曜日

ミュージカル「祝祭音楽劇 トゥーランドット」

久々にミュージカルなるものを観た。目的は、張恵妹。

ストーリーは、結構なアレンジが加えられていて、Wikipediaで見たものとは結構違う。違うことは良しとしても、格調がなくなってしまっているように思えたのが残念。

キャストの岸谷五朗と中村獅童は流石の存在感だった。予想外だったのは、なっち。嫌味のない一所懸命さが出ていて良かった。ちょっと偏見を持っていたことを謝りたい感じ。

張恵妹は・・・・・ちょっと残念だったかもしれない。役どころとしても、お人形さん的というか、お客様的な扱いだったと思う。歌のシーンもそれほど多くはないし、全て日本語なので、上手さが残念ながらそれほど感じられなかった、というのが正直なところ。歌手としてのステージを観たことがあるわけではないので、何とも言えないが、もっと凄いと思うのだけど。

キャストも豪華だし、プロダクションもワダエミや宮元亜門で、お金がかかっているのはわかるけど、7,000円というチケット代に見合うかというと答えは否だと思う。

ただまあ、これはあくまで、ロンドンで観ていたものと比べると、という話。常設の専用劇場がいくつもあるような環境ではないし、そうあるべきかどうかというと微妙ではある。国立文楽劇場や繁昌亭はあるわけだし。